新品のパーツで組み立てたパソコンから異音がする場合


ブーンといううなるような音が聞こえたら

新品のパーツでパソコンを組み立てたにもかかわらず、電源ボタンを押してみると異音がするという場合、どういったケースが考えられるでしょうか。まず、パソコンを動かしたときに発生する異音というのはいくつか考えられます。自作したパソコンでよく発生するのは、「ブーン」といううなるような音でしょう。この音は大抵、ファンから発生しています。パソコンのパーツでファンを持つものは多く、たとえばCPUファン、ビデオカードのファン、電源ファン、ケースファンがあります。パーツがすべて新品ならファンの劣化は考えにくいため、ファン自体の問題ではなく、外部的な要因で発生しているのかもしれません。

回転しているファンにケーブルが接触しているケース

考えられる要因としては、まずなんらかのケーブルが回転しているファンに触れてしまって接触音が出ていることです。たとえば、電源からは複数のケーブルが出ています。このケーブルをしっかりまとめておかないと、CPUファンに接触することがよく起こるのです。パソコンを自作するのが初めての場合、こういった細かい部分まで配慮が行き届かないことが多いので注意しましょう。最近は使うケーブルだけを電源に差し込めるというタイプもあり、こういったものだと不要なケーブルが存在しないのでまとめやすいです。

CPUファンがしっかりと固定されていない

ガタガタと激しい振動音がする場合、パーツがしっかり固定されていないことが考えられます。たとえば、CPUファンです。CPUは基本的にプッシュピンと呼ばれるパーツで固定しますが、プッシュピンが十分にマザーボードに差し込まれていない場合、ファンの回転とともに振動音が発生する可能性があります。プッシュピンをしっかり差し込まないと振動音が発生するというほかに、CPUの温度が下がらず熱暴走を引き起こすことがあるので注意しましょう。パソコンを自作した経験の少ない初心者は、プッシュピンの取り付けに苦労することが結構あるので、取りつける前に動画サイトなどで手順を確認してみることをおすすめします。

自作パソコンは比較的動作音がうるさい

異音というほどではないけど、なんだかケースの中がうるさい気がするということもあるかもしれません。特に、ずっとメーカー製のパソコンを使っていて、初めてパソコンを自作する人はそういった感想を抱きやすいです。こういった場合、おそらくトラブルではありません。メーカー製のパソコンは自作パソコンに比べるとコンパクトな設計で比較的静音性に優れていることが多く、動作音が少ないのです。自作パソコンでも、静音効果のあるケースなどを用いることで動作音を抑えられます。

電子機器の内部への組み込み用途などに使われる「電子部品を取り付けるための基板」そのものを設計する業務がプリント基板設計といわれます。